【23巻の元ネタ】
≪堕天≫
≪AR、VR≫
≪JSOC、CAT、CIA、SAC、DNI≫
『総合特殊コマンド(JSOC)』
呪術で言えば総監部の様なものだ。
『カウンターアサルトチーム(CAT)』
『中央情報局(CIA)』
『特別行動センター(SAC)』
『アメリカ合衆国国家情報長官(DNI)』
≪軍隊の階級(中将、大将など)≫
≪もう少し…手心というか…≫
≪ガネーシャ(アジアの神)≫
≪凰輪(ガルダ)≫
≪血と油≫
≪運河≫
≪大聖≫
≪九相図兄弟ぃファイヤー!!≫
≪星の怒り(ボンバイエ)≫
≪竜戦虎争≫
≪合従連衡≫
≪スリッピングアウェー≫
≪反重力≫
【24巻の元ネタ】
≪グレネード、テーザーガン≫
≪クリプトン星のID≫
≪.50口径≫
≪万(よろず)≫
≪邪去悔の梯子(ヤコブのはしご)≫
≪あの播磨の!!≫
≪蠱毒≫
≪会津≫
≪猿脳≫
検索は自己責任でお願いする。
【25巻の元ネタ】
≪新嘗祭(にいなめさい)≫
天皇がその年に収穫された穀物等を神(国津神)に供え、感謝の奉告を行い、これらの供え物を神からの賜りものとして自らも食する儀式。
≪唐果物≫
唐(当時の中国)から伝来したお菓子のこと。
米粉や小麦粉に、ブドウ科のつる性植物から作られた甘味料を煮詰めた汁を加え、果物の形に成形したあと、油で揚げたものである。
私も食べたことはないが、見た目と作り方を見るに、ドーナツに近いモノではないだろうか。
≪完全な球体≫
「圧力」とは「力÷力のかかる面積」。
針を刺されると痛いのは、針先の面積は極小であり、力が分散しにくいからである。
「完全な球体」は角や面が一切ない球体。
現代科学でも作成不可能な物体である。
「角が無い」ということは凹凸が存在しない。
凹凸が存在しないということは、
力のかかる面積が限りなく0の点である。
よって、力は何倍にも膨れ上がる。
(100÷10と100÷0.01で考えてみて欲しい)
故に完全なる球体は無限の圧力を生むと考えられている。ジョジョ7部で無限に分割可能(無限に小さい点に収束する)である黄金の回天や、真球が強力だったのは同じ思想から生まれた結果だと思われる。
ちなみに、「電子」は限りなく完全な球体に近い物質であり、仮に電子を太陽系の大きさまで拡大しても誤差(凹凸)は髪の毛の太さ程だそうだ。
≪浄界と梵界≫
浄界とは、清浄な世界。つまり浄土。
浄土とは仏教用語で一切の穢れや煩悩から隔絶された清浄な土地。
阿弥陀仏が住む極楽浄土である。
梵界の元ネタはおそらく梵天界。
仏教の世界観において最高位の世界の一つ。
梵天界は梵天が統べているとされており、梵天は雷神であるインドラ神と同一視されている。
本来(ヒンドゥー教)のインドラ神は阿修羅とも戦った武勇の神だったが、仏教に取り入れられてからは釈迦を助けたり、冥界の進行を阻止する逸材だったそうだ。
昔ヤンキーだったやつが警察官になったようなものであり、天元に丁重に死体を保存されていた宿儺(堕天)の逆と言えるだろう。
≪山国御陵(やまくにのみさき)≫
後花園天皇は、1428年~1464年の間、天皇に座位していた実在する人物。
彼は皇位を継げる立場ではなかったが、先代に世継ぎがいなかったため8親等(親子が1親等兄弟や孫が2親等)離れているが、皇位を継いだ。
ちなみに、旧南北朝勢力の激しい反発を招き、以後60年以上の間、後南朝(別政権)が発生する引き金となった人物である。
≪飛騨霊山≫
飛騨山脈は長野県、新潟県、富山県、岐阜県にまたがる、3000メートル級の山々が連なる山脈。
その北部にある「立山」が霊山と呼ばれている。
「霊山」とは、神仏など神聖なモノをまつっている神聖な山のことである。
≪木呂子鉱山≫
埼玉県比企郡小川町に実在する鉱山。
角閃石、蛇紋石、緑閃石、パリゴルスキー石が採掘されるらしい。
≪新しいトリビアが生まれた…≫
テレビ番組「トリビアの泉」が元ネタ。
視聴者から集まった雑学を実践し、出演者は驚きの分だけ「へぇボタン」を押すという番組。
ちなみに、その日一番「へぇ」を集めた雑学を投稿した人には「金の脳」と呼ばれるメロンパン入れが贈呈される。
≪身仏≫
身仏、通称「即身仏」は主に日本の仏教徒が厳しい修行を行い、自らの肉体をミイラとした姿のこと。
法衣をまとっていること、
臓器が残っていること、
人為的な成り立ちではないこと
これらが共通する特徴である。
ちなみに、飢餓に苦しむ民のために即身仏化することが多いからか、寒く飢餓の多い東北地方に多く存在するらしい。
現実で即身仏になる方法は、
1.山籠もりして修行
1~5年間はお経を唱えながら山道を歩き続ける
2.堂入り
お寺の中で9日間断食断水断眠しながらお経を唱える
3.穀絶ち
一切の穀物を禁じ、死亡が堕ちてきたら人体にとって毒の漆を飲み、体内の水分を抜く
4.土中入定
これまでの修行で、骨と皮になった後、地下3mの穴の中にある木棺に入り、その上から土をかぶせ蓋をする
5.読経
空気穴しかない真っ暗な地中で座禅を組みながらお経を読み続け、中からの合図が無くなれば絶命とみなし、空気穴も塞ぐ
6.掘り起こし
絶命後3年3か月後に掘り起こされる
の6段階。
奇麗なミイラを作るために食事を減らし、水分や脂肪分を体から出すことで成功率をあげているのだが、もちろん成功率は100%ではなく、むしろ失敗することの方が多かったらしい。
≪九綱 偏光 烏と声明 表裏の間≫
・九綱
仏教では九識(くしき)と呼ばれる、生命が物事を認識する働きを9つに分けたものを表す言葉(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識・阿頼耶識・阿摩羅識の9種)や、九品(くほん)と呼ばれる、人や物を分類分けする方法(上中下を更に分割し、上上・上中・上下・中上・中中・中下・下上・下中・下下の9種)がある。
綱は「まとめる」「統治する」意味。
つまり「九綱」は
「人間の全ての感覚を統べたような感覚(=六眼)」
あるいは
「全ての分類を統べたようなヤツ(=最強)」
を指していると考えられる。
(おそらく六眼の方だろう)
・偏光
偏光とは電場や磁場などによって人為的に、規則的に整えられた光のこと。
つまり「創られた光」と考えられる。
虚式茈は文字通り紫色に光っている。
・烏と声明
烏はカラス。黒い鳥。
日本神話では「八咫烏(ヤタガラス)」と呼ばれる三本足のカラスが登場しており、導きの神であるとされている。
また、烏は地震の前兆を感じ鳴くとされる。
声明は、仏教に関する書物を歌にしたモノ。
・表裏の間(はざま)
表裏は術式順転、術式反転。
間は虚式茈を示しているのだろう。
つまり九綱 偏光 烏と声明 表裏の間とは、
六眼、あるいは最強を表す詠唱。
茈という造られた光を表す詠唱。
衝撃を予知して詠唱する烏。
赫と蒼の間、生まれる紫色の歪み。
これを表した詠唱なのだろう。
【26巻の元ネタ】
≪右脳の前頭前野≫
前頭前野は「脳の司令塔」を行うための器官とされており、コミュニケーションや自己抑制、思考といった機能をつかさどるとされている。
ここの異常や衰えによって認知症になることもあるらしく、前頭前野を何度も破壊、再生していた五条は、生きて帰られたとしてもボケたり、術式が劣化したりしていたのかもしれない。
≪位相 波羅蜜 光の柱≫
・位相
「位相」とは物理学において、位置と運動量を示す値のことを指す。
無下限は任意の場所に「無限」という距離とエネルギーを作り出すという術式であることから、ある程度「位相」に作用する術式と言える。
つまり「位相」は無下限呪術のことだろう。
・波羅蜜
仏になるために菩薩が行う修行や、「最高であること/完璧であること」を指す。
・光の柱
日の出または日没時に地平線に対して垂直に、太陽に向かって炎のように真っ赤に燃えた光の柱が立つ『太陽柱』と呼ばれる気象現象が存在する。
つまり位相 波羅蜜 光の柱は、
最高の位相に向かう赤い柱。
(究極の術式反転赫)
これを表した言葉なのだろう。
≪位相 黄昏 知恵の瞳≫
・黄昏
日没後夕焼けの名残の赤さが少し残る時間帯。
つまり、位相 黄昏 知恵の瞳とは、
位相、つまり無下限。
黄昏、つまり蒼。
知恵の瞳、つまり六眼。
これを表した詠唱なのだろう。
なお、赫は蒼より2倍強く、茈は赫よりも強い。
当然、呪力消費量も同じはず。
ゆえに茈の詠唱が一番長く、蒼の詠唱が一番安直な言葉選びなのだろう。
≪蓮(ハス)の花≫
表紙や、五条が生徒たちのことを想っていた時に映っている花。
極楽には蓮の花が咲いているとされており、仏様の像は蓮に立っている。また「蓮華(れんげ)の五徳」という極楽へ生まれられる人の心を表す言葉も存在する。
「蓮華の五徳」とは、
1.淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)
蓮の花のように泥の中でも奇麗に咲くこと
2.一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
1つの茎から1つの花を咲かせる蓮のように、唯一無二であることを自覚する。
3.花果同時の徳(かかどうじのとく)
咲くと同時に種ができている蓮のように、生まれてすぐにある原石を磨き続けること。
(実際には同時に種はできないらしいですが…)
4.一花多果の徳(いっかたかのとく)
一つの花でたくさんの種を作る蓮のように、自分が沢山の人を幸せにすること。
5.中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)
硬い茎を持ちながら、中身が空洞の蓮のように、欲を持ちすぎず、しっかりと上へ上へまっすぐ伸びていくこと
これを指す。
ちなみに、蓮の花の花言葉は
「清らかな心」
「神聖」
「離れゆく愛」
「雄弁」
愛していたし、大切。
でも、もっと望むものがあった。
その感情は両立する。
世界に「最強」を望まれた男。
しかし、成るほど望みからは遠ざかる。
だが、最後に用意されたのは、
「最強」の証明場。
それが運命と因果に翻弄された呪術師、
「五条悟」の一生だったのだ。
力なんて物差しの存在しない向こう側、
彼が彼であれることを私は望んでいる。
【過去巻の元ネタ集】
≪0~13巻≫