amedotのブログ

呪術廻戦の考察を主に書きます

【呪術廻戦】秤、「領域」の本質を知り、無制限の呪力を展延せよ

この記事では、

・領域展延や領域展開の中和メカニズム

・「領域」とは何か

・秤金次の可能性

これらについて考察します。

ネタバレ範囲は0~24巻+公式ファンブックです。



 

【目次】

 


【領域展開と領域展延】

呪術廻戦2巻/芥見下々

領域展開は他の「領域」を中和する。

例えば五条のバリアも貫通する。

呪術廻戦9巻/芥見下々

領域展延は他者の「術式」を中和する。

これも五条のバリアを貫通する。

 

そしてこれらの中和感は似ている。

つまり、

・中和可能なモノ(無下限バリア)

・中和感(の初動)

これらが一致していることになる。

ということは、

「領域展開」「領域展延」

この術式中和ロジックは似ているのではないだろうか。

 

【呪力と中和】

呪術廻戦公式ファンブック/芥見下々

領域展延呪力操作に近い技術である。

呪術廻戦21巻/芥見下々

そして、坐殺博徒大当たり後の秤は

「呪力特性」を無視できる。

そして「術式」も少し防ぐことができる。

 

仮に、「呪力」が術式や呪力特性の『中和』を行っているのだとすればどうだろうか?

展延は前述の通り「呪力操作」

 

領域展開は多量の呪力を消費する。

 

大当たり後の秤は呪力にあふれている

 

ならば呪力が術式を中和しても矛盾はない。

しかし問題はある。

『秤金次』という存在だ。

 

【坐殺博徒

    『坐殺博徒

領域を展開し、パチンコを開始する。

簡単に言えば、くじ引きの抽選を行う。

あたりを引けば「無制限の呪力」を得る。

多量の呪力は身を滅ぼしてしまうため、

身を守るように、自動の反転治療が行う。

それが秤金次の能力。

呪術廻戦21巻/芥見下々

仮に呪力が「中和」を行っているとする。

だとすればおかしい。

大当たり中の秤は領域の効果によって

「自身を壊す」程の呪力を有する。

 

しかし、展延は治療を行う必要が無い。

つまり、展延の呪力は自身を壊す程ではない。

ということはふたつの可能性が考えられる。

①秤の「中和力」は展延を遥かに超える。

②秤にない要素が「中和」を促進する。

 

は考えにくい。

使用者次第で五条の術式すら中和する展延。

呪術廻戦21巻/芥見下々

展延を遥かに超える中和力が秤にあるのなら、鹿紫雲の呪力特性程度なら簡単に中和しきってしまうように思われる(鹿紫雲の呪力出力がそれほどに高いのかもしれないが)。

しかし、弱めている程度に過ぎない。

 

残るは②番。

秤の呪力に無い要素、それが展延の中和を促進している。これであればすべてに説明がつく。

問題は「何が」中和を促進しているのか。

 

それは「領域」という言葉に隠されている。

 

【領域】

「領域展開」「領域展延」「簡易領域」

色々あるがそもそも「領域」とはなんだろう。

「領域展開」『領域』と呼んでいて、

そこから派生するのが「展延」と「簡易」

呪術廻戦2巻/芥見下々

仮にそうなのであれば、なぜ五条のバリアを「領域」と呼んだのだろうか。(漏瑚の領域が「より濃い領域」なのであれば、五条のバリアは「薄い領域」と捉えているはず)

漏瑚が勝手に呼んでいるのだろうか?
真偽はさておき、とりあえず

漏瑚の呼び方が正しいと仮定しよう。

つまり、
・五条の無下限バリア

・領域展開

・領域展延

・簡易領域

これら全てが「領域」であると仮定する。

 

では、これらの共通項、

「領域」を領域たらしめる要素とは何か。

それが秤の「呪力」に無いもののハズ。

「何か」が領域と秤の呪力で違うはず。

 

そこで重要になるのが、漏瑚のセリフ。

より「濃い」領域。

つまり、領域には「濃淡」があり、

その「濃淡」が空間の主導権を決める。

 

つまり一定空間に満たされた「呪力」

その満たされた空間を「領域」と呼び、

それが濃いから展延は中和力が高く

薄いから秤は術式中和力が低い

 

つまり、秤は呪力は多いのだが、それをほぼ内部に留めてしまっているため、彼の「領域」薄っぺらなモノと成っている上に、意識的に呪力を体外に留めていないため、濃度も薄い(霧散している)

薄く薄いしかし多量

ゆえに鹿紫雲の呪力特性を弱める程度。

 

そうだとするのなら、

「領域」本質に気づけたなら、

呪力を体外に留められたなら、

究極の「展延」を会得する。

 

テーブルをひっくりかえし、革命を起こせ。
秤金次!!

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【余談】


【領域の濃さについて】

領域の濃さには「呪力」の濃さが関係している、と書いたが、恐らくそれだけが関係しているわけではない。

呪力の濃さ=領域の濃さであれば、領域展開の押し合いにおいて、「呪力量」は試合を絶対的に決めてしまうからだ。

呪術廻戦2巻/芥見下々

しかし、五条はそう言っていない。

呪術廻戦21巻/芥見下々

おそらく、「呪力パンチは呪力ガードで相殺しやすい」が、「術式や呪力特性は呪力ガードで相殺しにくい」かったりするように、術式(能力)が複雑であるほど呪力単体では中和しにくいのだと思われる。

つまり、
呪力密度×術式の複雑さ、威力(情報量)=領域の濃度(領域の洗練度)

相手の領域の濃度÷自身の呪力密度÷自身の術式の特性(情報量、相性)=領域の中和度合い

展延の場合は、
呪力密度×術式の情報量=領域の濃度
となるところを、
術式の情報量を自身の領域に移し
呪力密度×薄まった術式=領域濃度
とすることで、五条のバリアのような、
空間に作用する術式を中和している。

こうではないだろうか。