胎蔵遍野は誰の領域でもありません。
ただ、それだけの考察です。
ネタバレ範囲は0~30巻です。

【目次】
【卓に着こうぜ】
まず、基本的な情報をまとめよう。
≪領域展開とは≫
領域展開とは、基本的に
結界✖生得領域(心の中)✖術式
で構成されている。
結界の中に生得領域を描き、
結界に術式を付与し、発動する技である。
≪術式情報≫
羂索の術式は、
「脳を入れ替え、死体に乗り移る術式」
夏油傑の術式は、
「呪霊を操る術式(呪霊操術)」
虎杖香織の術式は、
「重力を操る術式(反重力機構)」
さあ、(考察の)卓に着こうぜ。
【誰の領域か】

胎蔵遍野は誰の領域なのか。
これを考える前に、
何をもって誰の領域かを考える必要がある。
領域の個性は2か所存在する。
・領域内の必中術式の効果
・生得領域の様相
つまりこれらが誰由来か考えれば、
「誰の領域か」が判明する。
【必中術式の効果】
胎蔵遍野の効果は明記されていない。
が、領域展開後の羂索を見ればわかる。
領域展開終了後、
領域に付与された術式は焼き切れる。

羂索は領域展開後、ステゴロで九十九と戦い、羂索の術式の焼き切れが回復するまでの時間を稼いでいた。
つまり、
・羂索は付与する術式を選択可能
(乗っ取り術式が焼き切れないため)
・胎蔵遍野には呪霊操術と反重力機構が付与されている
(選択可能なのに両方が焼き切れているため)
これらが確定している。
つまり、胎蔵遍野の必中術式の効果は
「呪霊操術」と「反重力機構」
の二種の術式が付与されている。
【生得領域の様相】
羂索の術式を使った術師が、
領域を展開した場合、
生得領域の様相はどうなるのか。

類似事例として存在するのが乙骨。
五条の肉体に入り、無量空処を発動した。
その時の生得領域は五条のときのまま。
じゃあ肉体と生得領域がイコールじゃん!
と言いたいところだが、問題点が1つ。
領域効果と生得領域がイコールの可能性
≪領域効果≫
五条に入った乙骨(通称ゴジョータ)は、
確かに五条と同じ生得領域だった。
一見肉体情報と生得領域の対応関係のように見える。
しかしその場合宿儺はどうなるのか。
宿儺は恵の身体、虎杖の身体、
どちらでも同じ生得領域を具現化可能。
肉体情報と生得領域がイコールでない反例と言えるだろう。

そして、虎杖と宿儺の領域は
全く別の生得領域である。
つまり、術式と生得領域も対応しない。
であれば生得領域は何と対応するのか。
「領域効果」ではないだろうか。
「領域効果」と「生得領域」
これらが対応するなら、
・ゴジョータと五条が同じ生得領域
(同じ肉体、同じ生得領域)
・宿儺がどの肉体でも同じ生得領域
(別の肉体、同じ生得領域)
・宿儺と虎杖が別の生得領域
(同じ術式、別の生得領域)
どの説明もつくはずだ。
そして胎蔵遍野は前述の通り、
呪霊操術と反重力機構が付与された領域。
領域効果と生得領域が対応関係にあり、
胎蔵遍野には複数の術式を付与している。
つまり生得領域も混ざっているはず。
これを誰の領域とするのか。
強いて言うなら術式を合成した羂索だが、
しっくりこないのも事実である。
よって、
「胎蔵遍野は誰の領域でもない」
【余談】
≪心のようなモノちゃうんかい≫

宿儺は生得領域をこう称した。
「心の中のようなもの」
しかし、前述の通り、
全ての情報を照らし合わせた場合、
領域効果と生得領域が対応することになる。
つまりゴジョータは五条と同じ心と言える。
「いや、流石におかしいやろ」
そう思うかもしれない。
でもおかしくないのである。
虎杖の死後、宿儺と会話した生得領域、
伏魔御厨子で具現化された生得領域
これらは似ているが完全に同じではない。

虎杖と会話した領域には、
伏魔御厨子の建物?が存在しない。
つまり領域で具現化される生得領域は、
具現化時に少し変容している。
分かりやすく言えば、
心が在中する生得領域と、
領域に合わせ変容した生得領域
これらが別に存在する。
つまり、ゴジョータは、五条の生得領域と乙骨が五条に居る時の生得領域は違うだろうが、変容後の領域に描かれた生得領域は同じだったのだろう。


















