amedotのブログ

呪術廻戦の考察を主に書きます

【呪術廻戦】反転術式による他者治療には魂の知覚が必要です

五条悟ですらできない
『 反転術式による他者の治療 』
これに必要な要素とは
『他者の魂の輪郭の知覚』
ではないだろうか。
考察していく。

ネタバレ範囲は0巻から23巻、加えて公式ファンブックです。
 
 
【目次】
 

【一番星の生まれ変わり】

五条悟は『最強』
これは言うまでもなく、周知の事実。
 
しかし彼が持つものは
「強さ」だけではない。
 
五条は『眼』が良いため、
「技術」も超一級品。

呪術廻戦3巻/芥見下々
故に「反転術式」「結界術」「黒閃」
大抵のことはできてしまう。
 
そんな彼すらできない技術が「他者治療」

呪術廻戦公式ファンブック/芥見下々
誰しも、得手不得手があり、
全て「できる」人間なんていない。
五条悟もその範疇で、
「できない」ことに理由なんて無い。
 
そう断ずるのはあまりにも簡単。
しかし仮に、明確に理由があるのなら、
考察しないわけにはいかない。
 
 

【はいはい  あの子は特別です】

全てできる五条ができないこと。
そして、
他者治療ができる宿儺ならできること。
 
それは「他者の魂の知覚」だ。
 
まず、五条悟ができないこと
彼は真人にダメージを与えられない

呪術廻戦11巻/芥見下々
真人は魂の形を保ち続けることにより、
通常の攻撃ではダメージを受けない。
しかし、「魂への攻撃」に対しては別。
魂への攻撃ならばダメージを受ける。
 
つまり真人にダメージを与えられない五条は、
「他者の魂を知覚できない」と分かる。
 
次に宿儺ができること
彼は真人にダメージを与えられる。

呪術廻戦4巻/芥見下々
それに、虎杖が「他者の魂との同居」
これで魂を知覚するようになったのなら、
虎杖の中の宿儺もできる可能性は高い。

呪術廻戦3巻/芥見下々
つまり宿儺は五条とは違い、
「他者の魂を知覚できる」はずだ。
 
同じ「最強」
しかし決定的に違う差。
それこそが「他者の魂の知覚」
 

【我々はハナからおまけです】

ここまで五条宿儺の差に触れた。
 
だが、他2人からも差を見つけなければ、
根拠としては薄いだろう。
 

『乙骨 憂太』

彼を語る際欠かせないのが「折本 里香」
そして魂が呪われ生まれた「怨霊里香」
その残滓、「リカ」
彼女たちだろう。
 
 
そして、乙骨憂太が「折本里香」
「怨霊里香」に変えたのは、
彼が彼女の魂を現世に抑留したから。

呪術廻戦公式ファンブック/芥見下々
つまり『無意識』とはいえ、乙骨は、
他者の魂に干渉したことがあると分かる。
 
更に、乙骨は0巻の最後、全てを里香に捧げ、
「一緒に」なろうとした。

呪術廻戦0巻/芥見下々
おそらく、のちに「リカ」が生まれたのは、
このとき身も心も全て「一緒」になることで、
『乙骨』『里香』が刻まれたからだろう。
 
つまり「乙骨と里香」も、
「虎杖と宿儺」と同様、
「魂の同居」を行っている可能性があり、
故に「他者の魂の知覚」の可能性がある。
(最後に家入 硝子。
正直彼女は分からない。
情報が乏しすぎる)
 
これで、
「他者反転できるやつ(乙骨、宿儺)」
     と
「他者反転ができないやつ(五条)」
に、明確な差があることが分かった。
 
では、これを前提に、
「 他者治療 」が可能かもしれないやつ
これについて考察していこう。
 
 

【唯一無二じゃなくちゃ イヤイヤ】

反転術式が使えません。
だから他者治療もできません。
は、あまりに面白くない。
よって『反転術式を覚えた』と仮定して、
誰なら他者治療が可能なのか考えていく。
(素質があるというだけで、超高等技術には変わりないので、ほとんどの人間が使えないままだとは思うが)
 

≪case.1 虎杖悠仁

呪術廻戦4巻/芥見下々
虎杖は魂の輪郭を知覚できる。
しかも虎杖は肉体の耐久力が極めて高い。
彼が反転術式治療ができるようになれば、
鬼に金棒と言えるだろう。
 

≪case.2 釘崎野薔薇≫

呪術廻戦7巻/芥見下々
釘崎の術式は芻霊呪法。
芻霊呪法の中には、「共鳴り」
「繋がり」を遡ることで、
魂にすら攻撃する技がある。
 
「共鳴り」は呪力でダメージを与える。
仮に反転エネルギーを打ち出せたなら...?
 

≪case.3 受肉者たち≫

死滅回游に参加している受肉者」
彼らは器を沈めているとはいえ、
状況はほぼ虎杖や宿儺と変わらない。
 
そもそも消滅ではなく
「沈めている」のならば、
肉体の中に元の人格も存在するはずだ。
 

≪case.4 羂索≫

画像
夏油傑の肉体を奪った羂索。
彼はいくつもの肉体を渡ってきた。

呪術廻戦公式ファンブック/芥見下々
そして死んだはずの夏油の体は動いた。
公式ファンブック曰く遺志は残っていない。
これが仮に「リカ」の超弱い版ならば、
あるいは超微弱な他者の魂の残骸であれど、
何度も死体を渡った羂索であれば、
「魂」を知覚できてもおかしくはない。
 
だから「閉じない領域」を扱えるのかもしれない。

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