五条悟ですらできない
『 反転術式による他者の治療 』
これに必要な要素とは
『他者の魂の輪郭の知覚』
ではないだろうか。
ではないだろうか。
考察していく。
ネタバレ範囲は0巻から23巻、加えて公式ファンブックです。
【目次】
【一番星の生まれ変わり】
五条悟は『最強』。
これは言うまでもなく、周知の事実。
しかし彼が持つものは
「強さ」だけではない。
「強さ」だけではない。
五条は『眼』が良いため、
「技術」も超一級品。
故に「反転術式」「結界術」「黒閃」
大抵のことはできてしまう。
そんな彼すらできない技術が「他者治療」
誰しも、得手不得手があり、
全て「できる」人間なんていない。
五条悟もその範疇で、
「できない」ことに理由なんて無い。
そう断ずるのはあまりにも簡単。
しかし仮に、明確に理由があるのなら、
考察しないわけにはいかない。
【はいはい あの子は特別です】
全てできる五条ができないこと。
そして、
他者治療ができる宿儺ならできること。
それは「他者の魂の知覚」だ。
まず、五条悟ができないこと。
彼は真人にダメージを与えられない。
真人は魂の形を保ち続けることにより、
通常の攻撃ではダメージを受けない。
しかし、「魂への攻撃」に対しては別。
魂への攻撃ならばダメージを受ける。
つまり真人にダメージを与えられない五条は、
「他者の魂を知覚できない」と分かる。
次に宿儺ができること。
彼は真人にダメージを与えられる。
それに、虎杖が「他者の魂との同居」
これで魂を知覚するようになったのなら、
虎杖の中の宿儺もできる可能性は高い。
つまり宿儺は五条とは違い、
「他者の魂を知覚できる」はずだ。
同じ「最強」。
しかし決定的に違う差。
それこそが「他者の魂の知覚」。
【我々はハナからおまけです】
ここまで五条と宿儺の差に触れた。
だが、他2人からも差を見つけなければ、
根拠としては薄いだろう。
『乙骨 憂太』
彼を語る際欠かせないのが「折本 里香」。
そして魂が呪われ生まれた「怨霊里香」。
その残滓、「リカ」。
彼女たちだろう。
そして、乙骨憂太が「折本里香」を
「怨霊里香」に変えたのは、
「怨霊里香」に変えたのは、
彼が彼女の魂を現世に抑留したから。
つまり『無意識』とはいえ、乙骨は、
他者の魂に干渉したことがあると分かる。
更に、乙骨は0巻の最後、全てを里香に捧げ、
「一緒に」なろうとした。
おそらく、のちに「リカ」が生まれたのは、
このとき身も心も全て「一緒」になることで、
『乙骨』に『里香』が刻まれたからだろう。
つまり「乙骨と里香」も、
「虎杖と宿儺」と同様、
「虎杖と宿儺」と同様、
「魂の同居」を行っている可能性があり、
故に「他者の魂の知覚」の可能性がある。
(最後に家入 硝子。
正直彼女は分からない。
情報が乏しすぎる)
これで、
「他者反転できるやつ(乙骨、宿儺)」
と
「他者反転ができないやつ(五条)」
に、明確な差があることが分かった。
では、これを前提に、
「 他者治療 」が可能かもしれないやつ
これについて考察していこう。
【唯一無二じゃなくちゃ イヤイヤ】
反転術式が使えません。
だから他者治療もできません。
は、あまりに面白くない。
よって『反転術式を覚えた』と仮定して、
誰なら他者治療が可能なのか考えていく。
(素質があるというだけで、超高等技術には変わりないので、ほとんどの人間が使えないままだとは思うが)
≪case.1 虎杖悠仁≫
虎杖は魂の輪郭を知覚できる。
しかも虎杖は肉体の耐久力が極めて高い。
彼が反転術式治療ができるようになれば、
鬼に金棒と言えるだろう。
≪case.2 釘崎野薔薇≫
釘崎の術式は芻霊呪法。
芻霊呪法の中には、「共鳴り」。
「繋がり」を遡ることで、
魂にすら攻撃する技がある。
魂にすら攻撃する技がある。
「共鳴り」は呪力でダメージを与える。
仮に反転エネルギーを打ち出せたなら...?
≪case.3 受肉者たち≫
死滅回游に参加している「受肉者」。
彼らは器を沈めているとはいえ、
状況はほぼ虎杖や宿儺と変わらない。
そもそも消滅ではなく
「沈めている」のならば、
「沈めている」のならば、
肉体の中に元の人格も存在するはずだ。
≪case.4 羂索≫
夏油傑の肉体を奪った羂索。
彼はいくつもの肉体を渡ってきた。
そして死んだはずの夏油の体は動いた。
公式ファンブック曰く遺志は残っていない。
これが仮に「リカ」の超弱い版ならば、
あるいは超微弱な他者の魂の残骸であれど、
何度も死体を渡った羂索であれば、
「魂」を知覚できてもおかしくはない。
だから「閉じない領域」を扱えるのかもしれない。
術式治療だったり、見ただけで秘伝技会得だったり、とっさの0,2領域展開だったり、全部できるけど他者反転術式治療は頑なに出来ない設定なの、あまりにも『五条悟』。
— あめどっと (@amedot_r) 2023年6月18日
9巻から性格も性質も、本質は変わってなくて、でも環境と心情は変わって、だから『独りにしない』夢を描いたんだろうな#呪術本誌 pic.twitter.com/wdKUNIFppj