amedotのブログ

呪術廻戦の考察を主に書きます

【呪術廻戦】反転術式で術式を治療し、オールインしろ。秤金次

ギャンブルを行う。
大当たりする。
儲かる。
じゃあその儲けをどうするのか。
 
貯蓄? 投資? 消費?
    違うだろ
 賭けろ。   全てを。
 
翼すら燃えるような遥か高み。
行きたいのなら。掴みたいのなら。
持てる全てを賭け続けろ。
 
博徒は勝つか、死ぬか。それだけだ。
 
それこそが秤の活路。
私はそう考察する。

ネタバレ範囲は0~23巻、加えて230話です。
 
 
 
【目次】
 
 

【秤金次という男】

  『秤金次』
呪術高専の学生(停学中)。
乙骨や真希の上の世代。
彼の生きざまは、まさに博打。

呪術廻戦17巻/芥見下々
ゆえに調子のいい時の実力は、
「現代二番手」の乙骨憂太すらも凌ぐ。
 
しかし彼には弱点が多い。
例えば術式「坐殺博徒

呪術廻戦21巻/芥見下々
簡単に言えばパチンコを行う術式(領域)。
大当たりすれば無制限に呪力が沸き、
その呪力に身体が壊されないように、
身体が反射的に治療を行い続ける。
その時間は4分11秒。

呪術廻戦21巻/芥見下々
本来高度な技術を要する反転術式治療
それを無意識、かつ高速に行えること、
「不死身」という言葉がふさわしい程、
反転治療を回し続けられる呪力量。
そして対領域に強い領域。
強力な術式といえるだろう。
 
だが、大当たりするまでの間は
「演出」と肉体で攻撃するしかなく、
4分11秒を過ぎれば素の状態に戻る。
 
「大当たり後」が強いのは事実。
しかし、それ以外が乙骨どころか
真希たちにすら劣ってしまっている。
 
じゃあ彼は、
「最強」にはなれないのだろうか。
 

【生得術式の反転術式治療】

秤の弱点の大部分を占めるのは、
「領域展開後の生得術式焼き切れ」
つまり大当たりまでの待ち時間

呪術廻戦21巻/芥見下々
今のバフ時間は4分11秒だが、仮に1分でも早くなれば、大当たりの呪力バフを持ったまま次の抽選を行うことができる。
では、どうすればいいのだろうか。
 
「焼き切れ待ち」を攻略した人間は2人。
五条悟両面宿儺
その方法は、
「生得術式が刻まれた箇所の破壊と再生」

呪術廻戦230話/芥見下々
生得術式が刻まれているのは、
「右脳の前頭前野であり、
ここを自分で壊した後に治し、
生得術式の焼き切れをリセットする。
 
仮にこれを秤ができれば坐殺博徒のクールタイムは減り、半永久的不死身が完成する。

呪術廻戦21巻/芥見下々
そして秤は過去に脳の治療を行った。
術式焼き切れが治ってないということは、
治療箇所は前頭前野ではない。
だが「脳を治すことができる」のは事実。
 
『右脳の前頭前野
ここを破壊し、オートの反転治療を行い、
「領域展開後の術式使用困難状態」
これを治す。
そして大当たりのバフ下での再領域展開。
 
博徒」「ギャンブラー」「勝負師」
本当にそうならば、
夜空輝く星のような遥か高み。
朧げに輝く夢の続き。
掴みたいのならば、
賭け続けろ。積み上げ続けろ。
その身、焼け果てるまで永遠と。

呪術廻戦21巻/芥見下々
戦いとは、命を懸けたギャンブル。
ギャンブルにあるのは唯二つ。
勝つか、死ぬか。
そうだろ?  秤金次!
 

【呪術師としての可能性】

ここまでは秤金次の「ギャンブラー」としての可能性について考えた。
しかし秤は「ギャンブラー」であり
「呪術師」でもある。
彼の可能性について考えるのなら、
呪術師の可能性も考察するべきだろう。
では、考察していく。


【Fallin' Falling 螺旋状に】

呪術廻戦21巻/芥見下々
秤金次の「坐殺博徒
この領域は座標を動かすことが可能。
左右、上下、奥、自在に動かせるのだ。
一見あまり意味がないような要素。
しかし、誰もが空を飛べるわけではない。
誰もが海溝から出られるわけではない。

仮に、坐殺博徒の結界を遥か上空
あるいは海の底に堕としたとすれば、
相手は術式次第で詰んでしまうだろう。
そもそも宇宙空間まで打ち上げられれば、
誰であろうと復帰は難しいだろう。

だが、当の本人は「不死身」
それらの状態から復帰できる可能性は高い。

勝ち続ける勝負師はどこにも居ない。
いつかは堕ちるがこの世の定め。

呪術廻戦15巻/芥見下々
しかし「呪術師」はタダでは死ねない。
託されたモノ。それは堕とせない。
 『 人を呪えば穴二つ 』
だとしても呪うが「呪術師」の因果。
道連れしろ、地獄へのフリーフォール。


【不死身】

秤金次は「不死身」の男。
多すぎる呪力から身を守るために、
自動的に反転治療を回し続ける。

しかし、ただそれだけ。
仮に「術式回復」ができない場合、
バフ中は殴打しかできない。
しかもバフはたかが4分11秒間。
それでは最上位勢相手にはかなり厳しい。

どうすればいいのか?
呪具を使えば良いのだろうか。
強力な呪具を使い、大当たり抽選前、
大当たり後、どちらも強化する。
単純明快、故に強い。

だが「秤金次」を活かすのなら、
単純な武具は合っていない。
遊雲のような、術師の強さで強さが変化する呪具でなければ、無限に溢れ出す呪力で殴った方が、基本的に強い。
(大当たり抽選中なら活きてくるかもしれない)

彼の特性、「不死身性」を活かすのであれば、単純な呪具より、自爆ができるモノの方が強い。
例えば毒や病気に爆弾。
領域内にそれらをまき散らす。
そして自分は領域後のバフで回復。

あるいは自傷効果のある呪具。
呪力や体力を消費する代わりに
強化される呪具があれば強いだろう。
(現状登場していないので可能性は低い)


秤金次は「勝負師」「呪術師」か。
それを決めるは彼自身。
未来を掴む覚悟はできたか?
魅せてくれ、秤という炎の末を。

⇓他の可能性

amedot.hatenablog.com