「生得領域」と「生得術式」
「反転術式」と「術式反転」
「反転術式治療」と「無為転変治療」
呪術廻戦って紛らわしい用語多くないですか?
これらの違い、明確に解説します。
ネタバレ範囲は0巻~18巻。
加えて公式ファンブックです。
【目次】
【生得領域と生得術式】
生得術式は、「生まれ持った術式」
例えば『無為転変』や『無下限呪術』だ。
これを技術で模倣することはほぼ不可能。
これを技術で模倣することはほぼ不可能。
しかし「模倣する術式」であれば可能。
そして『生得術式』を持つ者はごく一部。
扱えるものは更に少数となる。
生得術式は、「生まれ持った術式」。
生得「術式」なので術師しか持たない。
じゃあ「生得領域」もそうなんじゃないの?
そう思うかもしれないが実は違う。
「生得領域」は「心の中」。
”誰でも持っている”領域。
なので、「生得術式を省略した領域」
例えば少年院呪霊のような領域。
これであれば非術師でも理論上は展開可能。
当然、空っぽの領域をまとう展延も可能だ。
【反転術式と術式反転】
『反転術式』は『術式』じゃなくて、、
でも『術式反転』は『術式』で、、
いや、わかんねぇよ!!!
両方「術式」ってついてるじゃねぇか!
そんな人にこそ私の解説を聞いて欲しい。
そのために知っておくべきは『呪術』だ。
『 呪 術 』
それは呪力をエネルギー源とする異能力。
ハンターの『念』みたく後天的力ではなく
ヒロアカの『個性』のような先天的力。
だが『念』のような拡張性を持つ。
しかしそんなものは”本質”ではない。
呪術とは『呪い』。
あたりまえだが『呪い』なのだ。
人を恨み、妬み、恐怖し、悲しむ。
それこそが「呪い」の本質。
分かりやすく言おう。
高専京都校の校長。「楽巌寺雅方」。
呪術上層部「総督部」。
そして「御三家」。
それら全ての主流が『保守派』だ。
「保守派」とは文字通り安定志向の派閥。
”変化”を恐れる。
『両面宿儺の完全復活は恐ろしい。
突然現れた器。暴走する”かもしれない”
現代最強五条すら勝てない”かもしれない”
だから「虎杖悠仁」を殺す。
確実に指を消滅させる。』
『呪術師に非ずんば人に非ず』
『術式は世代を超えるごとに変化する。
新しい技術。新しい思想。
それが術式を変化、新しい術式を産む。
無下限を超える物が生まれるかもしれない
その術式が牙を向かないとは限らない。
故に秩序のため秤のような術式を認めない』
これが『保守派的発想』
変化のない典型的『呪術』のみを認め、
それを生む典型的『術式』を尊重する。
それが呪術廻戦世界の『呪術』の定義。
『生得術式』を扱う呪術。
それだけが『呪術』なのだ。
それだけが『呪術』なのだ。
故に
呪力をかけ合わせて正エネルギーを生む、
呪力をかけ合わせて正エネルギーを生む、
『反転術式』は『術式』ではない。
生得術式に正エネルギーを流し込む、
『術式反転』 は 『術式』と呼ばれている。
どれだけ高等技術であろうと、
生得術式を用いなければ、
『術式』ではないのだ。
(作中に断定する描写は無いので、あくまで私の解釈として考えて欲しい)
【反転治療と無為転変治療】
反転術式により生まれた正エネルギー。
それを用いた治療。
真人の無為転変を用いた治療。
これらは似ているようで実は違う。
詳細は下の記事を見て欲しいが、大きな差は
『元に戻す(反転術式治療)』
か
『新しい形にする(無為転変)』という点だ。
この”違い”によって、学生の内通者。
その『裏切り』は引き起こされた。