amedotのブログ

呪術廻戦の考察を主に書きます

【呪術廻戦】生得領域、生得術式、反転術式、術式反転の違い解説

「生得領域」「生得術式」
 
「反転術式」「術式反転」
 
「反転術式治療」「無為転変治療」
 
呪術廻戦って紛らわしい用語多くないですか?
これらの違い、明確に解説します。

ネタバレ範囲は0巻~18巻。
加えて公式ファンブックです。
 
【目次】
 

【生得領域と生得術式】

呪術廻戦10巻/芥見下々
生得術式は、「生まれ持った術式」
例えば『無為転変』『無下限呪術』だ。

これを技術で模倣することはほぼ不可能。
しかし「模倣する術式」であれば可能。
そして『生得術式』を持つ者はごく一部。
扱えるものは更に少数となる。
 
 
生得術式は、「生まれ持った術式」
生得「術式」なので術師しか持たない。
じゃあ「生得領域」もそうなんじゃないの?
 
そう思うかもしれないが実は違う。

呪術廻戦2巻/芥見下々
「生得領域」「心の中」。
”誰でも持っている”領域
 
なので、「生得術式を省略した領域」
例えば少年院呪霊のような領域。
これであれば非術師でも理論上は展開可能。
当然、空っぽの領域をまとう展延も可能だ。
 

【反転術式と術式反転】

呪術廻戦10巻/芥見下々
『反転術式』『術式』じゃなくて、、
でも『術式反転』『術式』で、、
いや、わかんねぇよ!!!
両方「術式」ってついてるじゃねぇか!
そんな人にこそ私の解説を聞いて欲しい。
 
そのために知っておくべきは『呪術』だ。
 
      『 呪 術 』
それは呪力エネルギー源とする異能力。
ハンター『念』みたく後天的力ではなく
ヒロアカ『個性』のような先天的力。
だが『念』のような拡張性を持つ。
 
しかしそんなものは”本質”ではない。
呪術とは『呪い』
あたりまえだが『呪い』なのだ。
人を恨み、妬み、恐怖し、悲しむ。
それこそが「呪い」の本質。
 
分かりやすく言おう。
高専京都校の校長。「楽巌寺雅方」
呪術上層部「総督部」
そして「御三家」
それら全ての主流が『保守派』だ。
 
「保守派」とは文字通り安定志向の派閥。
”変化”を恐れる。

呪術廻戦1巻/芥見下々
『両面宿儺の完全復活は恐ろしい。
  突然現れた器。暴走する”かもしれない”
  現代最強五条すら勝てない”かもしれない”
  だから「虎杖悠仁」を殺す
  確実に指を消滅させる。』

呪術廻戦5巻/芥見下々

『呪術師に非ずんば人に非ず』

呪術廻戦18巻/芥見下々

『術式は世代を超えるごとに変化する

  新しい技術。新しい思想。
  それが術式を変化、新しい術式を産む。
  無下限を超える物が生まれるかもしれない
  その術式が牙を向かないとは限らない
  故に秩序のため秤のような術式を認めない』
 
これが『保守派的発想』
変化のない典型的『呪術』のみを認め、
それを生む典型的『術式』を尊重する。

呪術廻戦18巻/芥見下々

それが呪術廻戦世界の『呪術』の定義。

『生得術式』を扱う呪術
それだけが『呪術』なのだ。
(反転術式同様に結界術も術式を用いないが、術式や呪術扱いされている。それは天元というトップの人間が使っている技術からだろう)

故に
呪力をかけ合わせて正エネルギーを生む、
『反転術式』『術式』ではない。

生得術式に正エネルギーを流し込む、
『術式反転』 『術式』と呼ばれている。

どれだけ高等技術であろうと、
生得術式を用いなければ、
『術式』ではないのだ。
(作中に断定する描写は無いので、あくまで私の解釈として考えて欲しい)
 

【反転治療と無為転変治療】

反転術式により生まれた正エネルギー
それを用いた治療
 
真人の無為転変を用いた治療
 
これらは似ているようで実は違う。
詳細は下の記事を見て欲しいが、大きな差は
『元に戻す(反転術式治療)』
     か
『新しい形にする(無為転変)』という点だ。
 
この”違い”によって、学生の内通者。
その『裏切り』は引き起こされた。