amedotのブログ

呪術廻戦の考察を主に書きます

【呪術廻戦】呪物(呪具)化の理由、宿儺と万の『 純愛 』とは何か。

万が与えようとした、宿儺への
 
     『愛』
 
 これについて解説します。
 
真に相手を想い、与えようとする。
それこそが『純愛』なのです。

※ネタバレ範囲は221話まで+公式ファンブックです。
ストーリー的にかなり大きなネタバレを含むので、お気を付けください。
 
 
 
 
 
【目次】
 
 

【愛】

万は宿儺を愛している。
 
愛しているから切って欲しいし、
愛しているから殺したい。
 
一見ただのメンヘラ女
しかし、少し違う。
万は万なりに宿儺のことを想っている。
 
つまりは 『 純愛 』
 

【純愛】

宿儺は千年間最強の名を冠した元人間。

呪術廻戦公式ファンブック/芥見下々
彼の快不快は「食事」
しかし作中一度も食事シーンは無い。

呪術廻戦2巻/芥見下々
むしろ前情報を一切なく彼を見た場合、どちらかといえば「戦いの愉悦」の方が感じているように見える。

呪術廻戦6巻/芥見下々
それに、戦いを手段としていた花御は、
戦い(過程)を楽しむことで強くなった。
 
宿儺が一切戦闘を楽しんでいないとは思えない。
 
「食事」と同等、あるいはそれ以上に
「戦闘」も楽しいはずなのだ。
 
そう考えた時、問題になるのが
『 好敵手 』
 
 

【強者故の孤独】

考えてみて欲しい。
貴方は大好きなゲームをする。
モンハン、ポケモンドラクエ
なんでも良い。
 
貴方だけ、レベルはMAX
負けを目指さない限り、負けようが無い
圧倒的実力の差。
 
そんなものがあって楽しめるだろうか?
 
はじめは楽しいかもしれない。
でもそれは「勝利」が楽しいのであって、
「戦闘」を楽しんでいるわけではない。
 
「戦闘」を楽しむには、
同程度の好敵手が欠かせない。
 
じゃあ宿儺は「戦闘」を楽しめるだろうか
 
その気になれば瞬殺

呪術廻戦13巻/芥見下々
相手の土俵でも圧倒
 
 
楽しめるのだろうか?
 

【処理】

宿儺は大抵の敵がモブ。
故にまるで目の前舞う蚊を殺すように、
事務的に、機械的に術式をふるう。

呪術廻戦219話/芥見下々
宿儺にとって「戦闘」が楽しいモノなら、
絶対的強者、故の孤独がそこにはある。

呪術廻戦218話/芥見下々
「戦闘」という過程が楽しめなかったから、
「食事」が唯一の快不快だったのかと
勘繰ってしまうほどに。
 
今までを見るに宿儺は戦闘も好きで、
血沸き肉踊る戦闘がしたいはず。
でもそんな相手(敵)は何処にもいない。
だから呪物に成り時を渡ったのかもしれない。
 
だから孤独。 切ない切り口

呪術廻戦219話/芥見下々
そんな宿儺を殺し、孤独を背負う『愛』
 
そんな宿儺に本当の「愛」を教えるのは
何らかの利害関係で組んでいる『羂索』か、
現代最強の呪術師「五条悟」
 
そのどちらかだろう。
 
あるいは全くのイレギュラー
黒い閃光 虎杖悠仁