万が与えようとした、宿儺への
『愛』
これについて解説します。
真に相手を想い、与えようとする。
それこそが『純愛』なのです。
※ネタバレ範囲は221話まで+公式ファンブックです。
ストーリー的にかなり大きなネタバレを含むので、お気を付けください。
ストーリー的にかなり大きなネタバレを含むので、お気を付けください。
【目次】
【愛】
万は宿儺を愛している。
愛しているから切って欲しいし、
愛しているから殺したい。
一見ただのメンヘラ女。
しかし、少し違う。
万は万なりに宿儺のことを想っている。
つまりは 『 純愛 』
【純愛】
宿儺は千年間最強の名を冠した元人間。
彼の快不快は「食事」。
しかし作中一度も食事シーンは無い。
むしろ前情報を一切なく彼を見た場合、どちらかといえば「戦いの愉悦」の方が感じているように見える。
それに、戦いを手段としていた花御は、
戦い(過程)を楽しむことで強くなった。
宿儺が一切戦闘を楽しんでいないとは思えない。
「食事」と同等、あるいはそれ以上に
「戦闘」も楽しいはずなのだ。
そう考えた時、問題になるのが
『 好敵手 』
【強者故の孤独】
考えてみて欲しい。
貴方は大好きなゲームをする。
貴方だけ、レベルはMAX。
負けを目指さない限り、負けようが無い
圧倒的実力の差。
そんなものがあって楽しめるだろうか?
はじめは楽しいかもしれない。
でもそれは「勝利」が楽しいのであって、
「戦闘」を楽しんでいるわけではない。
「戦闘」を楽しむには、
同程度の好敵手が欠かせない。
じゃあ宿儺は「戦闘」を楽しめるだろうか
その気になれば瞬殺。
相手の土俵でも圧倒。
楽しめるのだろうか?
【処理】
宿儺は大抵の敵がモブ。
故にまるで目の前舞う蚊を殺すように、
事務的に、機械的に術式をふるう。
宿儺にとって「戦闘」が楽しいモノなら、
絶対的強者、故の孤独がそこにはある。
「戦闘」という過程が楽しめなかったから、
「食事」が唯一の快不快だったのかと
勘繰ってしまうほどに。
勘繰ってしまうほどに。
今までを見るに宿儺は戦闘も好きで、
血沸き肉踊る戦闘がしたいはず。
血沸き肉踊る戦闘がしたいはず。
でもそんな相手(敵)は何処にもいない。
だから呪物に成り時を渡ったのかもしれない。
だから孤独。 切ない切り口。
そんな宿儺を殺し、孤独を背負う『愛』
そんな宿儺に本当の「愛」を教えるのは
何らかの利害関係で組んでいる『羂索』か、
現代最強の呪術師「五条悟」
そのどちらかだろう。
あるいは全くのイレギュラー
黒い閃光 虎杖悠仁
黒い閃光 虎杖悠仁