これは以前に書いた記事と
宿儺の腕の本数から
器の宿儺の正体について考察した記事です
ネタバレは1~14巻に加え136話も含みます。
【器の宿儺】
宿儺には「器の宿儺」と「中の宿儺」がおり、
「中の宿儺」は蠱毒によって生まれたと
以前考察した。
そして別の記事で御三家で「近親婚」が
行われている可能性について考察した。
今回の記事はこれらの記事から、
過去の「器の宿儺」の正体について
考えていく。
過去の「器の宿儺」は天皇なのではないだろうか。
【奇形児と近親婚(近親相姦)】
御三家で「近親婚」が行われていた
可能性があることは以前の記事で説明した。
「近親婚」とは 親、兄弟、甥や姪のような
家系的に近しい人との結婚のことを指す。
現代日本では違法であり、
世界でも多くの国で
化学的にも倫理的にもNGとされている。
だがこれに気づいておらず、
倫理的に問題を感じていなかった過去の人間。
特に自らを特殊な人間であると考え、
その血を継承しなければと考えていた家では、
「近親婚」が行われていたとされる。
(事実欧州や日本でも行われており
聖徳太子の両親が近親婚という話もある)
「近親婚」は外部の人間の血が混ざらないため
血が濃くなるのだ。
(もちろん行われていた理由は血を濃くするため等、単一で単純なものではないが話の筋からそれるため割愛する)
つまり簡単に言うと、
ハゲやすい家系が近親婚を繰り返すと
よりハゲが増えるし、
ガンが多い家系ならガンが増えてしまう。
しかも加えて、
奇形児誕生のリスクが上がってしまうのだ。
しかも似た遺伝子を継ぎ続けるのだから、
見た目も似たり寄ったりになってしまう。
だがこれは逆に言えば先祖が特殊であれば
プラスに働くのではないだろうか。
ハゲやガンのような負に触れたがこれが、
足が速い、力が強いなどの特徴ならば、
仮に父母がオリンピック選手ならば、
オリンピック選手クラスが大量に
生まれるかもしれない。
そうやって作られたのが
腕が4本ある「奇形児」の
過去の「器の宿儺」なのではないだろうか。
ならば「過去の器の宿儺」は
どんな家系にいたのだろうか
御三家は考えにくい。
術式がどの家にも似ていないからだ。
天元の家系も考えにくい。
術式が似ていないからだ。
ならば他に日本において有名で特殊な家は
「天皇家」だろう。
だが蘆屋という
明らかに蘆屋道満を意識した名前を出しても
実在しない蘆屋貞綱にしている作者だ。
宿儺の正体は実在する○○天皇でした。
そうする可能性は低いと思われる。
よって宿儺は「天皇家」だが「忌み子」であり
歴史には存在しない人物なのではないだろうか
つまり
「過去の器の宿儺」は
日本人の王の一族。「天皇家」
言ってしまえば「人間の王」
「中の宿儺」は
蠱毒によって作り出された「呪いの王」
それらが合わさってできた「過去の宿儺」
「両面宿儺」は
森羅万象の皇だと言えるのではないだろうか
「両面宿儺は万象の皇である」
↓4本の腕は「特異体質」だったのではないだろうか
⇓宿儺が呪いの王になった理由