amedotのブログ

呪術廻戦の考察を主に書きます

kindle 対 DMMブックス おすすめはどっち?

※この記事ではDMMブックスの強みと弱みについてkindleと比較しながら書いていきます。

ただしandroid端末とPCユーザーの視点になります。

(どちらも完璧に使いこなせているわけではないと思いますし、アップデートで今後改善、改悪される可能性もありますので、あくまで現時点(2021年5月15日)での個人的意見として参照ください)

 

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比較ポイントは

『読むための機能』

『買うための機能』

『その他の機能』 です。

 

 

【目次】

 

 

【読むための機能】

≪画面移動≫

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進撃の巨人一巻/諌山創 (DMMブックス)

kindleの方が戻るボタン(※1)が消える分画面が大きいですが、戻るボタンを出すためにワンタップ必要なのが地味に面倒です。自分はタブレットを使っているので多少画面が小さくなることより、戻るボタンをワンアクションで押せないことの方がストレスですのでDMMの方が使いやすいです。 

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左がタップ前 右がタップ後 (kindle)

 

 ≪読み飛ばし≫

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左がKindle 右がDMMブックス

kindleには過去に読んだ箇所が2箇所シークバーに表示されますが(※2)、DMMにはUNDO(※3)しかなく、読み飛ばすのに少し面倒ですが、DMMはシークバーの上に小さく画面(※4)が出てくれます。そしてkindleは近いページに読み飛ばすのが難しいですがDMMは近いページにも簡単に読み飛ばすことが可能です。

つまり少し前に読んだ一定以上離れたページを読む場合はkindleの方が楽。それ以外はDMMの方が良いといった感じです。 

 

【買うための機能】

≪値段≫

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値段はゴールデンウィークのような長期休みに定期的に50%還元セールをしてくれるので基本的にDMMの方が安いですが、kindleもたまに1円セール等びっくりするようなことをしてくれます。(最近で言うとドラゴン桜2が全巻1円で買えました。)

ただしそれを考慮してもトータルで見るとやはりDMMの方が安く買えると思います。

 

≪ストア≫

DMMはアプリから直接購入できず、ブラウザを開く必要がある上にサイトが重く、ログインを一々する必要があり非常に面倒です。

kindleandroidの場合アプリから購入できますし、DMMよりかなり軽いです。

 

≪月額サービス≫

※私は「kindle unlimited」、「prime reading」しか入ったことがないので「FANZAブックス読み放題」に関してはにわかになります。

 

kindle unlimited』

kindleの月額サービスはアマゾンプライムに入ることで特典としてタダで使用できる「prime reading」月額980円で入会できるkindle unlimited」の2種類があります。

kindle unlimited」「prime reading」の上位互換と考えていただいて大丈夫です。f:id:amedot:20210514151124p:plain

kindle unlimited」で読める本は非常に多種多様200万冊にも及びます。「弱虫ペダル」1~40巻無料といったことをやっていたこともありますし、検索すればよほど専門的でなければ欲しい種類(歴史の本とか英語の参考書等)の本があります。勿論R18的な本も存在します。

 

 『FANZAブックス読み放題』

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DMMにも「FANZA読み放題」という読み放題サービスがありますがこちらはR18本に限るようです。多分R18本の品ぞろえだけで行けばこちらの方が多いと思います。値段は月額1480円4万5千冊

 

個人的にはアダルトコミックそんなにあっても…となるのでkindle unlimited」の方が良いかなと思います。

 

【その他】

メモリーカード認証≫

kindleとDMMはメモリーカードに本を保存することができます。androidユーザーからすると必須の機能が用意されていて両者非常に良いと思います。ライン漫画等にはこれがないのが残念です。

 

≪バグ≫

kindleは致命的なバグが多いです。

例えば集英社コミックスを早期購入するとサムネイルが消えます。アプリをインストールしなおすまで直りません。しかもかなり前からバグが放置されています。(kindle fire hd,androidスマホで確認済み、ストアにも同様の報告多数) 

そのバグが起こると表紙を確認できないだけではなく、巻数が分かりにくくなりますし、アプリをアンインストールすれば当然今までにダウンロードした本はダウンロードしなおさなければいけなくなります。非常に面倒です。

 

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次にダウンロードバグ。私の家は光回線で比較的安定した通信環境なのですが、kindleはダウンロード関係のバグが非常に多いです。一度に大量にダウンロードするとし終わっても本が読み込めないバグ(DLしなおしになる)。ダウンロードが止まるバグ。

表紙が消えてアンインストールして、本が消えたから一気にダウンロードしたら止まるわ読み込めないわと、かなりイライラします。

勿論DMMにもダウンロードが中断されるバグ(エラー)は存在しますがDMMは途中から再開できます。kindleは9割9分一度完全に停止させないとダウンロードできません。

 

≪本棚≫

kindleの本棚は控えめに言ってクソです。

本棚に入るものには「購入済み」、「無料購入済み」、「期間限定無料」の3種類あるのですが、kindleは「期間限定無料」の無料期間が終了しても本が残り続けてしまいます。つまり読めない本によって永久にスクロールが増えていきます。

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全て期間限定無料(だったはず)

しかもkindleは「無料購入済み」と「期間限定無料」の差が非常にわかりにくい。基本的に分からない。表紙に「期間限定無料」と書いてあるもの以外を本を開くことなく見分けるのは不可能といってよいでしょう。

あ、こんな本あったなと思って開いたら「無料期間は終了しました」。地味にイラっとします。

 

しかしDMMはその点完璧と言えます。

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DMM期間限定無料(続巻の表示がない)

まず3種類の見分け方。

DMMは「購入済み」と「無料購入済み」と「未購入の続巻」がセットになっていますので見分けるのが簡単です。そもそもDMMは無料期間が過ぎた「期間限定無料」は本棚から削除されます。

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さらにDMMにはmy本棚という機能があり、そこにいれた本を本棚ごと非表示にすることができます。

無料で購入したもののつまらなかった本、人に見られたくない本(えっちな本とか)を隠すことができます。

一応kindleにも似た機能はありますが、ただのカテゴリ分けにすぎません。シリーズごとにではなく一冊ごとに追加しなければいけなかったり、実用性は皆無です。(本棚にある本全てを一気にDLする機能がありますが、大量にDLすると前述のとおり読み込めないバグが起こります。)

 

 

【結局どっち?】

ストアは圧倒的にkindleが使いやすく月額サービスも非常にお得です。

月額サービスを除くお得さは基本的にDMMが勝っていますが、kindleも負けない場合もあります

読みやすさは若干DMMの方が上回っている印象です。

ですがkindleは肝心の漫画アプリとしての能力がDMMに致命的に劣っています。表紙消失バグ、読み込めないバグ、本棚機能。kindleはこれらが酷すぎます。

なので私は

『利用するのはDMMがメイン。

kindle unlimited」やkindleでしかない格安セール時のみkindleを使用する。』

がベストかなと思います。

 

ジャンプGIGA 2021 SPRING 感想という名のマーキング

新人を今のうちに褒めておくことで売れたときに

「な?言ったろ?」と言うための奴です。

数が数なので感想は薄いです。

紙で買ったので写真は直撮りで荒いです。

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作品の評価は「☆」「〇」「△」「✖」で
作品名の前につけています。
(「☆」が一番好きで「✖」が一番合わない)

 

【目次】

 

【バトル部門】

〇『ドロンドロロン:大須賀玄』

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(感想)
他の読み切りが主人公の個性が薄くなりがちな中、主人公の不自然なまでの個性が目立っていた。ちょっとマガジンっぽい主人公。ジャンプではあまり見ない主人公な気がする。
ストーリーはどこかで見たことがありそうな読み切りといった感じで特段突き抜けた所は感じられなかった。演出は悪くない。特に性格の悪い顔が上手だった。
ゴーレムハーツ作者と知って、あーー!ぽい!!ってなった。
 

△『忘却の僧侶:川上太心』

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(感想)

好きな漫画がマッシュルなだけあって読み味がほぼマッシュル。なのでストーリーについて触れることは全くない。主人公等のキャラデザが没個性なので読んでいてたまに脳がバグる。目と服装で描き分けているなら性別で髪色統一しないでってなる。ちゃぶ台返しとかは絵が上手いけど前後の説明が無いと何しているかわかりにくくて惜しいなと感じた。
モンスターデザインは嫌いじゃないので広大な世界観系の話見てみたくはある。

 

☆『戦装束を纏って:谷崎修平』

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 (感想)

背景を書き込むときと書かないときの落差が凄い。書かないときは全く書いていないし(のわりになぜか服装に線が多いから世界観を構築するのは好きだけどアウトプットが間に合わないといった感じなのかなと思う)、一人で書いてるのか、遅筆なのかなと思った。そこも踏まえて若干描き方に冨樫を感じた。絵は上手だし絵柄は好きだけど、線に強弱が少ないし全体的に黒いのでジャンプ本誌のようなあまり良くない印刷環境だと見にくいんじゃないかなと思う。
キャラデザ、キャラの内面、ストーリー全て結構好み。でも売れそう!といった感じはあまりしない。ちょっと地味

 

〇『累々戦記:雨宮健人』 

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(感想)

絵のレベルが非常に高く、どことなく「仄見える少年」を感じる。だが仄見えは全て高水準だが特段強く刺さるところも無く消える惜しい漫画という前例になってしまったのでどちらに転ぶかは謎。個人的にそっちに転ばなかったのは「ダンダダン」だと思っているけど、あのような強い「個性」を感じないので若干仄見え寄りかなと思ってる。変身した主人公が絶妙に地味だし。

要するに「今日日商業作品ならこのレベルの技術力は少ないわけじゃないし、絵も面白さの重要な要素ではあるけど他にも何かが無いと厳しいよね」という感じ。

見開きでの殺さなきゃは結構良かった。

 

✖『リュウビト:角田拓海』

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(感想) 

無。首にナメック星のドラゴンボールつけたおじさん以外何も記憶に残らない。

デザイナーさんありがとうって書いていたけどこの主人公にも携わってるの…?マジ?ってなった。

多分ニコニコ漫画さがせば似たようなのいくつか見つかる。

 

△『幽焔の悠:迫賢人』

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(感想)

ネーミングセンス悪くない。敵のデザインも悪くない。でも肝心要の必殺技の描写が若干残念。ドクロとかその前で剣を持つのとか格好良かったけど、フィニッシュ真っ白でなんで??ってなった。もうちょっとで中二病系バトルマンガになれそう。

あとこれは完全に感覚になるけど、打ち切り漫画感凄い。

 

△『激情マリオネット』

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(感想)

ヤンジャン味強い。初めに戦った殺戮人形のデザインは好み。これが連載1話目ならとりあえず2,3話位は見ようかなとなる程度。作品にはまってはいないけどどういった方向に進むのかは気になるという感じ。

 

△『サザンカ:鳥羽祐貴』

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(感想)

ストーリーはヒロアカ+ブラクロ÷2。思春期とか成長うんたらいってるのに15歳で絶対に魔法に目覚めますと言われてはぁ?となった。それに15歳で運ゲーさせられる職業の学校ってのも可哀想。そんなの目指すか⁇エリートじゃなくて調査兵団的なボランティア職でしょ。読み切りだから世界観適当なのか、裏設定みたいなものがあるのか。

ところどころ、お??と引き寄せられるけど話が合わなかったので全体としてはあまりささらなかった。過去編は好き。この人の別の話も見て見たいところ。

 

〇『外道子守熊:川崎正義』 

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(感想)

目指せポスト「SAKAMOTO DAYS」といった感じ。

アングルが所々特殊。(良い意味でも悪い意味でもない)バトルが上手いのでバトルを魅せるタイプの漫画を描きたいのかなという印象はあるが、所々表現力が追い付いていないと感じた。

 

☆『CHAOS HUNTERS:金子タロウ』

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(感想)

絵がくっきり描かれていて非常に見やすく(黒が多いので本誌だと見辛いかも?)、個性もあり、デザインも良い。話も面白い。ただ香水のくだりは言葉の流れに若干違和感を感じた。最後の見開きはとても格好良かった。

 

〇『炎天:外薗健』

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(感想) 

ナルトっぽさが凄いけど、ここまでナルトだと意識的にやっていそうなのであまり気にはならなかった。(好きな漫画に挙げているし)

ナルトっぽいだけあってさらばチェリーボーイと違って話の流れが王道で「こっちも描けるんだな」と感じた。とどめの一撃の描写はとても良かったけど、殴り合う描写はあまり得意じゃないのかなと思った。決めるところを120点で決めるマッシュル、ヒロアカタイプ。

強さ、不穏さのような雰囲気の出し方が結構上手だったのでバトル漫画合っていそう。

 

【ギャグ部門】

✖『コマンドギャル姫丸:佐藤子馬』

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(感想)

合わんかった。フランス語喋って、からのフランスパンは好き。

 

☆『ギャルスパかんにゃー:伊原大貴,よた』

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(感想)

タイトルの字体崩し過ぎて読めん。わざわざ別ページで確認した。

テンポよかったしツッコミも面白かった。ただ、声に出すツッコミは若干寒さを感じてしまった。心の声のツッコミは面白かった。

というか純粋なギャグマンガでも分担することあるんだな。

 

✖『COPPA-COMPLEX』

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(感想)

ギャグ?ラブコメ?どのみちあんまり合わんかった。

 

☆『教習所の力士:長田憲之介』

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(感想)

そら面白いやろみたいな設定のギャグマンガ。ノリが「ギャグマンガ日和」っぽさあって好き。

 

☆『ニアとオト:平川もそ』

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(感想)

状況や状態で笑わせてくるだけじゃなくてちゃんと面白い掛け合いをしてくれるので笑えた。

 

〇『VSイフリート:水上湘太』

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 (感想)

絵が上手いけどちょっと違和感あるので平本アキラぽさある。パンチの迫力がないけど学生側はリアルな世界観だからかな。

話は普通に面白かった。

 

【ラブコメ部門】

〇『如月さんとミダリな呪い:三雲狸』

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 (感想)

ジャンプラで連載しそう。三雲さん可愛い。

 

☆『一矢報いて春から逃げる:泉博士』

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 (感想)

  普通に面白かった(誉めてる)。マリーさんのポンコツ感嫌いじゃない。表情も多彩だし可愛い。

 

【その他】 

〇『ツーバウンド:乾修太朗』

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(感想)

話も演出もそこそこ上手いけどうおおおお!!という感じはしなかった。迫力?勢い?があまり感じなかった。じわじわ来るタイプ。人間ドラマ系普段書いてるんかな。そっち上手そう。あるいはバトルとか。

 

☆『さらばチェリーボーイ!:外薗健』

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 (感想)

話が読み切りとしてかなり得点が高い。凄い映画っぽい。絵も演出も〇。この調子で長期連載できたら強そうだけど、面白い読み切りを描く能力と面白い長期連載を描く能力は別だと思っているので怪しい。期待はしている。
でも名前が気をてらいすぎている感あるので不安が大きい。(偏見)

 

✖『ダダダダッジ:田中邦明』

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 (感想)

スポーツ漫画でダダダダッジて。ダサい。

「ドドドドドッジ」が許されたのはあの世界観や雑誌だからで、ジャンプでこの感じでダダダダッジはあかん。

スポーツ漫画のテンプレ文脈なぞりました感ある。作品の個性が競技の種類しかないといった印象。

 

〇『ニゲラ:佐藤聡紀』

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(感想)

サブカル臭凄い。

主人公が強烈な個性を持っていて面白い。でもその個性を演出で魅せるタイプじゃないから売れなさそうな感じはある。読み切りだからそれでもいいけども。

今は強烈な個性がそこにあるだけといった印象を受けるけど、その強烈な個性を演出や世界観に繋げられたら面白い長期連載になりそう。

現在の印象は殆ど「アイテルシー」。

 

☆『アマタ:笠島千誠』

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 (感想)

1ページ目から強く興味を引いてくる。「魅せる」ことに長けているなと思った。今回の連載陣でトップクラスに連載を見据えていそう。売れているマンガのスピンオフ描かせるだけでもある程度成功しそう。話も悪くない。

 

△『イスカの翼:緋坂鏨』

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 (感想)

超巨大人型兵器のところは凄くワクワクした。もうちょっと治安の悪さやディストピアぽさが前面に出ていたら好みではあるけどページ数限られているし仕方ないかなってなった。これが連載1話目ならとりあえずあと2,3話見ようかなぁとなる感じ。

 

✖『あの子 黒い子 人魚の子:遥川潤』

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(感想)

タイトルとかPN見るに言葉遊び好きそう(適当)。目的厨なので、「連載作品の登場人物の哀しい過去を切り取った」だけの話みたいなのは合わない。絵は上手かった。

 

☆『詩春期:朝倉ジンユ』

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 (感想)

じわじわボディーブローのように効いてくる「人生」を描くお話。

「憤り」や「欲求」という、誰もが一度は抱くけど上手く表現できない感覚を綺麗に言語化しているので読んでいて気持ち良かった。

自分もこんな人生歩んでみてぇ~ってなる。

文字が多いという意味ではなく、登場人物の心情をきっちり描くという意味で読み味が小説に近いなと感じた。

まるで涙が落ちて原稿が滲んだかのようなフキダシや「言葉があふれ出している」と真に思わせる表現力が良かった。

 

 

『短編×6』

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〇「即決で保留:んのだまさし」

(感想)

  必殺技の演出が好み。起承転結が綺麗。

 

✖「マッドじいちゃん:藤田センリ」

 (感想)

 無

△「Insect contract:鳥居兄弟」

(感想)

  THE短編読み切り。面白くはあった

 

〇「赩い翼:加藤有汰」

 (感想)

  タイトル初めに出ないのかと思っていたらそこが伏線?の役割をしてて驚かされた。

 

〇「ひとり暮らし:HIrof」

(感想)

このページ数で感情を揺さぶりに来て、ある程度成功しているの凄い。
 
✖「フラン:三好真太郎」

 (感想)

いや、それは死ぬやろ。

 

【呪術廻戦】構築術式にはたった『21g』だけで良い

魂の重さは”21g”と言われている。

そして人間の構成要素はその”21g”を除き

ほぼ全て解明されている。

 

ならばたった”21g”創造することさえできれば

「死者の蘇生」、「人間の作製」のような

神に近しい所業も可能なのではないだろうか

 

『構築術式は死者蘇生しうるのではないか』

 

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 この記事は妄想過分な術式の可能性の考察です。ネタバレ範囲は1~14巻に加え、公式ファンブックと147話を含みます。

(ダンカンマクトゥーガル博士の「魂の重さ」については諸説ありますがこの記事では考慮しません。魂は21gであり、確かに物質として存在するという前提で話を進めます。)

 

 

 

【目次】

 

【情報を持った何か】

 

「死者の蘇生」

それが可能になればパワーバランスは傾く。

過去の強者の心臓に爆弾でもつけて裏切れないようにしてから蘇生すれば超強力な軍隊を作ることだって夢じゃないし、勝敗を度外視しひたすら過去の強者を再現されればどうしようもない。

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しかし公式ファンブック83pにて渋谷で復活した甚爾は「甚爾の情報を持った何か」であって生き返ったわけではないと判明した。

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同様に147話にて魂の情報を複製されて作られた完全自立型呪骸も「甥の情報を持った何か」と判明した。

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虎杖を死者蘇生させたように見えた宿儺の治療もファンブック102pで「反転治癒で復活可能な範囲だった」、つまりAEDや胸骨圧迫の延長線上のような「治癒」に過ぎないと判明した。

 

・呪いの王である宿儺の治癒力

・魂のレプリカを使う

・肉体の情報を降ろす

どれをもってしても「死者の蘇生」

叶わなかったということだ。

ならば何をもって「死者の蘇生」と呼び

何を満たせばそれが可能になるのだろうか

 

『情報を持った何か』には

何が足りないのだろうか。

 

【肉体と魂】

魂のレプリカを使っても、肉体の情報を使っても「死者の蘇生」が叶わないのならば両方の再現によって「死者の蘇生」と呼ぶのだろうか。

 

恐らくこれはNOだ。

これで良いのであれば魂と肉体の両方の再現ができる降霊術は制限があるとはいえ「死者の蘇生」が可能な術式となってしまう。

流石にそれほどの重要人物とは考えにくい。

そんな人物に嘱託式帳の護衛なんて雑用させるはずがないだろう。(あえて危ないところに配置し殺すことで羂索はオガミ婆の肉体を得ようとしたとも考えられるが、肉体紛失の可能性を考えれば直接手をくだした方が良かったはずだ)

 

ならばそもそも死した時点でその人物の情報から「何か」が喪失されているとすればどうだろうか。

 

現実でいう所の「魂の重さ」のようなものが

 

【魂の重さ】

魂の重さは21gと言われている。

ダンカンマクトゥーガル博士が人間が死ぬときに減る重量を計測し、21gであったと発表したからだ。

つまりこれが正しいのであれば魂というものは質量を持ち肉体に物質として確かに存在するものと言える。

 

仮に「魂の重さ」が呪術廻戦において死したとき失われる「何か」であるとするならば、それは「物質」なのだ。

ならば物質を一から作れる術式があれば

死者の蘇生も夢ではないのだ。

 

【構築術式】

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呪術廻戦5巻/芥見下々

禪院真依の使う「構築術式」

それは多大な呪力消費と引き換えに生得領域の外でも残る物質を作る術式。

その呪力消費量から禪院真依には

1日1発のリボルバーの弾丸しか作れない。

 

じゃあ弾丸の重さは何gだろうか。

 

私には真依が使う銃の種類は分からない。

そもそも創造した弾丸が

ゴム弾か実弾かすらも分からない。

だが「.4SACP」というリボルバーにも使用することのある弾丸は230gr(約14.9g)らしい。

(一応見た目は真依が作ったものに似ている)

kurashi-no.jp

 

仮にこの弾を構築したのだとすれば

真依は約14.9g、既に作ることができるのだ。

あと1.4倍のものを作れるようになれば21g。

 

「魂の重さ」に届く。

この程度ならば埋められても不自然じゃない

 

構築術式は100㎏の兵器を

作ることが出来なくても

たった「21g」作ることさえできれば

それで十分なほどに強いのだ

 

【呪術廻戦における魂の重さ】

では呪術廻戦において死者と生者の差である

「魂の重さ」は何を指すのだろうか。

言い換えればその人たらしめる

個人を特定する「何か」だ。

 

呪術廻戦で人によってそれぞれ違うもの。

それは「生得領域」だろう

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呪術廻戦公式ファンブック/芥見下々

公式ファンブックでわかる通り

「生得領域」は術者、非術者関係なく存在する

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呪術廻戦2巻/芥見下々

そして宿儺が言うには心の中のようなもの。

心の在り方は人によって当然違うだろう。

 

つまり呪術廻戦における

「魂の重さ」「生得領域」

ではないのだろうか。

 

「情報を持った何か」には

「心」が足りていないのではないだろうか